文月の100年計画ブログ

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【読書】世界全史⑦-1 ~資本主義の発展~


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皆さんこんにちは!

相変わらず家族がインフルの中ただ一人元気な文月です。

 

本日も引き続き「世界全史」について見ていきたいと思います。

 

この一連のエントリーは、私の読書備忘録を兼ねています。

 

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本日からは第7章「大西洋が育てた資本主義と国民国家」にうつります。

本日は、資本主義の発展段階についてみていきます。

 

目次

 

 

砂糖から資本主義が始まる。

 

大航海時代の大西洋の開発は、ヨーロッパに資本主義経済を誕生させました。

それまでの経済は基本的に狭い世界の中での自給自足でしたが、植民地経営による利潤の追求から分業による作業の効率化へと進み、より利潤を求め自己増殖する資本主義経済が発展していきます。

 

17世紀後半以降、ヨーロッパにカリブ海から砂糖、タバコ、コーヒー、紅茶などが持ち込まれるようになりました。

ヨーロッパではコーヒーハウスなど生活様式の変化が進み、商業とプランテーションの発展を後押しします。

 

イギリスがジャマイカ島に進出すると、イギリスはサトウキビのプランテーションを急速に拡大。

フランスも現在のハイチに位置するサン・ドマングでサトウキビ・プランテーションを拡大していきます。

 

当時砂糖は儲かる戦略商品であったため、両国ともプランテーション拡大にやっきになりますが、プランテーションの生産力を高めるためには労働者が必要です。

 

プランテーションでは、施設、農具、風車などとともに、黒人奴隷も商品として売買され、貨幣により動かされました。

自らの労働力を資本家に売って賃金を稼ぐ資本主義の形です。

このような経済システムはこれまでの世界に存在しませんでした。

 

砂糖、コーヒー、紅茶、チョコレート

 

砂糖はヨーロッパで爆発的に普及しました。

砂糖の普及にともなって、砂糖のパートナーとなるコーヒー、紅茶などの嗜好品もヨーロッパで普及していきます。

 

まずイスラム世界からコーヒーが普及すると、ヨーロッパの国々でコーヒーハウスがどんどん開かせるようになります。

イギリスやフランスなどヨーロッパ各国がアラビア半島南部の積み出し港モカから焙煎されたコーヒー豆をヨーロッパに運びました。

利に聡いオランダは生のコーヒー豆を買い入れ、インドネシアのジャワなどでコーヒー栽培を自らはじめます。

 

価格競争に敗れたイギリス東インド会社はコーヒーから紅茶に切り替え、イギリス王室に大量の茶葉を献上して宣伝し、上流階級に清で生産された茶葉にカリブ海のサトウを入れ、清の磁器のカップに入れて飲むという喫茶スタイルをつくり出しました。

 

南アフリカ原産のカカオは、当初こそは王族や貴族の薬用飲料でしたが、19世紀前半にオランダでヴァン・ホーテンが余分な脂肪分を取り除く技術を発明して飲みやすくし、19世紀中頃にイギリスの会社が多くの砂糖を溶かし込む固形チョコレートの製造を開始します。

 

砂糖を中心に、現在でも馴染みの深い嗜好品がこの時代に広がっていったのです。

 

 

奴隷が初期の資本主義を支えた。

 

サトウキビは栽培から一年半程で収穫できたため、作付け時期をずらしながら連続して収穫が可能です。。

しかし、サトウキビは収穫してしまうと急速に甘味が落ちていくため、できる限り短期間、いっぺんに収穫するため大量の労働力が必要でした。

 

安価かつ大量に調達できる労働力、「黒人奴隷」の確保はプランテーション経営に必要不可欠だったのです。

 

奴隷貿易を主導したのはイギリスでした。

イギリスの奴隷商人は、2ポンド程度で仕入れた奴隷を25ポンドで売却して巨利をあげました。

 

約300年ほどの間に1000万人もの奴隷がアフリカから連れ去られました。

奴隷商人に働き盛りの若者を大量に奪い取られたアフリカでは、人口構成が大幅に歪んでしまうこととなりました。

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか。

新大陸と大西洋航路の開発は資本主義経済の基礎を作りました。

資本主義は誕生してから300年余りしか経過しておらず、それまでの自給自足体制から考えるとまだまだ歴史の浅い体制です。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

 

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