文月の100年計画ブログ

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【読書】スパイになるための記憶術!? 「KGBスパイ式記憶術」

 

皆さんこんにちは。

文月です。

 

スパイというと皆さんはどんな人を想像しますか?

 

有名所ではジェームズ・ボンドやミッション・インポッシブルなど。

イギリスミステリーだとル・カレのジョージ・スマイリー。

CIAの諜報員などなど。

 

そういえば、息子が見ているテレビアニメ、パウパトロールでもスパイのわんちゃんがいましたね。

(ドローンなどを駆使していて、素直にスゴいなと思いました^^)

 

スパイといえば、どこか人間離れした肉体と頭脳で、情報を盗み出したり犯人を追い詰めたりするイメージですが、それはもちろんフィクション。

現実のスパイがあんな八面六臂の大活躍をしているワケがありません。

 

では、現実のスパイはどんな活動をしていて、どのような能力を持っているのか?

 

今日ご紹介する「KGBスパイ式記憶術」を読むとその答えが乗っています!

 

さらに、本書ではスパイになるための記憶術が学べるようにもなっており、記憶術を学びたい・記憶を強化したいという方にもオススメです!

 

目次

 

 

KGBスパイ式記憶術」の概要

 

本書の構成は少し独特です。

 

それは、スパイストーリーとスパイになるための演習(記憶の強化法)が交互に展開されていくようになっていることです。

 

スパイストーリーは、主人公であるロシア(当時のソ連)の若者が諜報としてスカウトされ、一つの事件を追っていきながら徐々にスパイとしてステップアップしていくといった内容であり、割とスタンダードなスパイ物です。

 

その主人公のスパイとしての成長にあわせて、記憶を鍛えるトレーニングと演習が組み込まれています。 

 

最初のうちは、マッチを3本無造作に置いた状態を記憶したのちバラバラにして再現してみる、などの簡単な記憶力を鍛えるトレーニングを行います。

 

物語部分の内容から、スパイである主人公も同じ訓練をしていることがわかります。

 

演習では、物語部分の内容がどうだったか答えるものもあります。

(この内容の文書番号は何番だったか?など)

 

物語、トレーニング、演習を繰り返し、自分もスパイにリクルートされたかのごとく記憶力を鍛えていくことができます。

 

 

そもそもKGBとは?

 

KGBとは、東西冷戦の時代に当時のソ連に存在していた防諜・諜報機関です。

ソ連崩壊にあわせて解散してしまいましたが、冷戦当時はアメリカの中央情報局CIAなどを相手に諜報合戦を繰り広げました。

 

KGBはほかにも対テロや国境警備など、ソ連国内の安全保障に直接関わる任務を持っていました。

 

KGB出身のロシアの著名人は多く、現ロシアのプーチン大統領KGB出身です。

 

科学技術を駆使するCIAに対し、KGBは伝統的に人を使った人的情報(ヒューミント)が得意。

 

冷戦時代には、イギリスの大物諜報員を寝返らせたりしたりもしています。

 

 

スパイといえども人間。どのように情報を記憶するのか?

 

本書では、記憶術の原則として「関連付け」、「視覚的イメージ」、「感情」の三原則があるといいます。

 

まず関連付けです。

記憶した情報を呼び出すためには、何かと関連付けて必要な時に自由に出し入れ可能にする必要があります。

 

古代の文書などは、繰り返しやハーモニー、リズムなどを活用して関連付けを行い、覚えやすく、思い出しやすい構成になっています。

 

次に「視覚的イメージ 」です。

 

もともと人間の脳は、視覚的イメージを覚える方が文字情報を覚えるより得意なようにできています。

それは、原始時代において、自然やどう猛な動物から自分の身を守るためには具体的・視覚的イメージが重要だったからです。

 

このため、なにかしら覚えたい情報がある場合、それをイメージに変換すると記憶への定着がよくなります。

 

続いて「感情」です。

 

何かしらの情報や出来事があった場合、そこに強い感情が伴うとその出来事は忘れにくくなります。

例えば、親族の死などを忘れる人はいないでしょう。

 

科学的にも、感情が伴うと脳内物質が分泌され記憶しやすくなるということがわかっています。

 

このため、記憶しやすくするため、必要な感情を呼び起こすことが有利になります。

 

この「関連付け」と「視覚的イメージ」と「感情」に基づく記憶術として面白かったのが「ストーリー記憶法」です。

 

ストーリー記憶法とは?

 

ストーリー記憶法は、複数の単語などを一気に覚えておきたい時、それらの単語すべてを組み合わせて「ストーリー」を作ってしまうという記憶法です。

 

例えば、花火、かなづち、蟻、バー、税金、傘、なんて言葉を覚えようと思ったとき、普通だと言葉に全然関連がなさすぎて、そのままだと非常に覚えにくい。

 

それを、次のように即興でストーリーを作ります。

 

花火が打ち上がるなか、大工がかなづちを叩いている。ふと見ると、蟻が隊列を組んで、扉のスキマから近くのバーに入っていくのが見えた。大工には、それが税金を取り立てにきた税務署の職員に見えた。最近財産を差し押さえられたのだ。おかげで傘もない。雨が降ってきた。くそ、傘ぐらい残してくれてもいいのに。

 

どうでしょう?

こうしてストーリーを作ることにより、ただの無関係な単語の羅列が関連付けられ、視覚的イメージが付与され、そこに感情が伴います。

特に、感情を伴わせるには「くだらない、荒唐無稽な展開が良い」とのこと。

 

このストーリー記憶法、やってみると本当に単語の羅列が短時間で記憶できるのでオススメです!

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか?

 

上記で紹介した「ストーリー記憶法」以外にも、場所記憶法や、数字はイメージに置き換える(4を帆船、8をメガネなど)等、いろいろなテクニックが紹介されています。

 

他にも、記憶における栄養、睡眠、運動などの重要性が強調されており、本書から読み取れるのは「記憶術に近道なし」ということ。

 

小さな積み重ねと科学的なテクニック、そして何よりも慣れが記憶を強化するのに必要なんですね。

 

KGBスパイ式記憶術」、スパイものが好きな方、旧ソ連が好きな方、正統派に記憶を強化したい方にオススメです!

 

本日もご覧いただきありがとうございました。