文月の100年計画ブログ

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【書評】ストレスは身体に悪いだけじゃない!「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」


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皆さんこんにちは。文月です。

 

皆さん、日々ストレスにさらされてイヤになることも多いかと思いますが、いかがでしょうか?

 

どうやったらストレスを軽減できるか、どのようにストレスに向き合っていくか。

 

ストレス社会を生きる我々にとって、これは重大な関心事項です。

 

そこで、日々のストレスにどうやって向き合えばいいか、ヒントを得たくて読んだのが本日ご紹介する「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」です。

 

この「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」では、本当にストレスは悪いのか、ストレスとうまくつきあって行くにはどうすればいいのかということが、科学的根拠と豊富な実例をもとに紹介されています。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ケリー マクゴニガル/神崎 朗子 大和書房 2019年10月12日頃
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by ヨメレバ

 

目次

 

ストレスは身体に悪くない?

 

本書では、ストレスを「自分にとって大切なものが脅かされたときに生じるもの」として定義します。

 

例えば、自分の意見だったり、プレゼンにケチをつけられたらストレスを感じますよね。

また、自分の親、子ども、配偶者、恋人なんかが病気になったりしても、強いストレスを感じます。

 

ストレスを感じると、身体に様々な生理反応が起こります。

生理反応には様々なものがあります。

βエンドロフィンが分泌されれば痛みや不安を和らげます。

コルチゾールが分泌されれば、免疫が活性化します。

ノルアドレナリンが分泌されれば、体を瞬時に動かすための準備です。

 

実は、ストレスを受けると上記のような物質の分泌・活性化により、身体をストレスに対し最適化させるのです。

 

ではなぜ、ストレスは体に悪いのか。

 

それは、ストレスにさらされ続けているからです。

 

現代はストレス社会。

日々ストレスにさらされながら毎日が過ぎていきます。

適度なストレスなら身体の反応でどうにかできるものが、ストレスにさらされ続けることにより、分泌物が過剰に分泌され、自律神経を不調にしたり、交感神経のバランスが崩れたりして、心身の不調につながっていくのです。

 

では、現代ではストレスはどうにもならないのか?

 

本書によるとそうではありません。

 

まずは「ストレスは健康に悪い」という思い込みを壊すことが重要となります。

 

「ストレスは健康に悪い」だけではありません。

身体の反応として良い面もあります。

 

「ストレスは健康に悪い」と思っていると、ストレスを感じた時に、自分自身でよりストレスを生み出してしまいます。

 

つまり、考え方を変える!

 

ストレスを感じたときに「ストレス反応には身体に悪いばかりじゃなく、身体にいい面もある」と思うだけでストレスの受け止め方は変えられます。

 

ストレスも役にたつと考えられれば、身体に起こる生理的変化を「恐怖」から「勇気」の状態にチェンジできるのです。

 

 

他人やコミュニティへの貢献の重要性

 

 

一般にストレスは悪いものとして認識されていますが、本書では「ストレスが多い人ほど、まったくストレスを感じていない人より幸せを感じている」とも言います。

 

カギとなるのは他人やコミュニティへの貢献です。

 

いつも時間がないとストレスを感じる人は多いと思いますが、人は、自分の好きなように時間を使うより、誰かの手助けに時間を使うほうが、時間がないという感覚が和らぐという研究結果がでています。

 

また、仕事における目標を自分のためだけのものにすると、職場における孤独感が強まるのに対し、チームや組織といった「個人の利益を越えた大きな目標」を追求するようになると、気分が良くなってくるという話もあります。

 

これはストレス社会を生きる我々に、ある種の示唆ではないでしょうか。

 

「ポジティブ」と「思いやり」

 

本書によると、ストレスが害になるのは下記のように思う時だと言います。

○ 自分がストレスに対して無力だと思う。

○ ストレスのせいで自分は孤立している。

○ 感じているストレスは無意味で、自分の意志に反している。

 

ストレスには悪い面もありますが、それはストレスに対してネガティブを感じているとき。

ストレスにもいい面がある、むしろ役にたつとポジティブになれば、「自分にはできる」という自信も生まれます。

 

ポジティブになるには、「誰かのために」という視点を持つことが重要となります。

他者へのいたわりが、ポジティブになる勇気と希望を生みます。

 

人助けが、周り回って自分のストレスに利くのです。

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか。

 

ストレス反応は、我々人類が狩猟を生業としていた何万年もの間に、自分と仲間たちを生かすために身についた生理反応です。

 

このストレス反応のおかげで、私たちの大昔のご先祖様は生き残れたのです。

 

しかし、現代では日々命がけの狩りをしなくても生きていけるため、我々の身体に起こる生理的変化は、ややもすれば私たちをピンチに陥れます。

 

それでも、チームや仲間など他者に役立つ、寄り添うことにより前向きな希望が生まれ、ポジティブになることにより、ストレスと共存できるようになる。

 

人間が「社会的動物」であるということに気付かされます。

 

最後に面白かった研究結果を一つ。

ソーシャルメディアに費やす時間が多くなると孤独感が強まり、生活に対する不満が大きくなる。」

 

本日もご覧いただきありがとうございました。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ケリー マクゴニガル/神崎 朗子 大和書房 2019年10月12日頃
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