家庭用から贈答用まで
皆さんこんにちは。
文月(@fumiduki100)です。
皆さん夏の果物といえば何が思い浮かぶでしょうか?
スイカ、もも、メロンといろいろあると思います。
先ほど、ラジオでメロンの話をしているのを聞いて唐突に思いついたので、今日はメロンについて書きたいと思います。
メロンの基礎知識
もともと北アフリカの原産といわれていましたが、最近の研究ではどうやらインドが原産地のようですね。
旬は6~8月。
生産量は茨城、北海道、熊本で1~3位。
この3道県で日本全体のメロン生産量の約半分を占めています。
北海道が1位かと思いきや、茨城が1位なんですね。
皮に網目のある”ネット系”メロンが主流ですが、網目のない”ノーネット系”メロンも存在します。
ちなみにメロンの皮の網目は、果肉が肥大する際に皮が裂けてできたヒビがかさぶた状になったものです。
果肉の色から、青肉、赤肉、白肉の3つに分類されます。
主要品種は、ネット系でアンデス、クインシー、らいでん、夕張メロン等
ノーネット系でプリンス、ハネデューメロン、エリザベス、マユカ等があります。
ちなみによくマスクメロンという名前を耳にすると思いますが、マスクメロンというのは、芳香の強いヨーロッパ系ネットメロンの総称で、特定の品種を指すものではありません。
メロンの栄養素
メロンはカリウムが豊富です。
カリウムが豊富なため、メロンを食べると余分な塩分を排出してくれます。
また、メロン自体の水分量(水分90%!)とあいまって、利尿効果を促進し、高血圧や肥満防止に有効だとされています。
メロンには解毒作用もあり、リューマチや神経痛の痛みやしびれにも効果的です。
上記の他、赤肉メロンには抗酸化作用の強いβ-カロテンが豊富です。
その他の栄養素は、ビタミンや炭水化物がほんの少量含まれる程度しかありません。
メロンの栄養素は果肉部分だけではなく、中心のワタにも多く含まれています。
メロンを食べる際は、なるべくワタも一緒に取るようにすると効率的に栄養素を摂取できます。
メロンは可食部100gあたり42キロカロリーで、低カロリーでもあります。
メロンにはたんぱく質分解酵素を多く含むため、一度に大量に食べると口の中がひりひりすることがあります。
さらに食べると出血することもあるので、メロンを食べる際は一度に大量に食べないことに注意です。
メロンの保存方法
メロンは基本的に常温保存です。
カットしたメロンを保存したい場合は、種とワタを取って、ぴちっとラップをして冷蔵庫に入れましょう。
メロンの果肉だけを一口大に切って、保存袋に入れれば冷凍保存も可能です。
冷凍したメロンを食べる場合は、自然解凍して食べるか、凍ったままフルーツポンチに入れる、ブレンダー等でシャーベット状にしてアイス、ヨーグルトに混ぜるのも美味しく食べれます。
メロンの雑学
日本にはもともとマクワウリという名前のメロンの親戚が夏のデザートの代名詞として存在していました。
現在のような西洋系メロンは基本的に高級品で、そう簡単に手に入らないものでした。
しかし、昭和30年代に安価で食べやすいサイズの「プリンス」が登場したことにより、一気に市場に広まり、栽培も全国的に広がりました。
この「プリンス」、マクワウリとシャランテと呼ばれる種類のメロンを交配して誕生しました。昭和37年、皇太子殿下、現在の上皇陛下のご成婚でミッチーブームが巻き起こる中での誕生です。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
やはり夏の旬としてメロンは外せません。
メロンには体を冷やす効果もあるので、この暑い日々にピッタリです。
ご覧いただきありがとうございました。